高尾山をグルグル

今日は高尾山をグルグルと回ってきました。


朝7時半から夕方の4時まで、約8時間動きっぱなし。(途中、高尾ビジターセンターで勉強したので、30分ほど休憩あり)


8時間で移動距離は約21kmでした。


今回のメインは仕事なのですが、5月の160kmの大会に向けたミニ練習の意味もあります。練習といってもハアハア息を上げて走ることではありません。横山さんからのアドバイスに従って、長時間行動で起こりえるアクシデントに対する予行練習です。


起こりそうなことを、予めピックアップして書き出すことが大事だそうです。


今日思ったことは、


●温度差に対応できる薄手の服を準備
●足の親指の横が痛みそう
●水を全然飲んでいない→対処法を検討
●食べるのが遅すぎる
●荷物は極力軽量化


8時間は制限時間48時間の六分の一。今日の移動距離21kmを6倍すると、126km。もっともっとスピードが必要ということが分かります。今日のスピードでは全然間に合わない。これが分かっただけでも、いい練習になりました。


また今回はエネルギージェルでなく、普通のおにぎりやパンを食べました。パンなんかほとんど噛まずに飲み込んだのに、全部食べるのに時間がかかります。大好きな食べ物だけれど、これは大会には向かないようです。



話が変わって‥
そういえば今日の高尾山では、ちょっと変わったおじさんに話しかけられました。


単独行の登山者は、人と話したくない人か、話したくてどうしようもない人のどちらか。おじさんはもちろん後者の人で、今年の夏はどこの山に登る予定なのかとか、高尾山は何度登っているかとか、質問してきました。ここまではどこの山でもよくあることですが、そのおじさんは質問の前に必ず「お嬢様」と私のことを呼ぶのです。


「お嬢様は、高い山にも登られるのですか?」


「ええ、そこそこ。」→私


「お嬢様、蝙蝠岳には登られたことはありますか」


「こうもりだけ?」→あまりに唐突すぎて、ビックリする私



「お嬢様」と呼ばれることにだんだん慣れてきてしまい、本当に自分がお嬢様だと思ってしまう、危ない、危ない。


きっとこのおじさんは、山で出会う女性全員に「お嬢様」と言っているのだと思います。