登山者と登山家

今週は暑かったですね。


こんな暑さの中、冷房も扇風機もない部屋で仕事をして、今週の仕事は体力的にかなりこたえました。扇風機を早く買っておけばよかった…。後悔先に立たずです。


よく熱中症にならなかったな(笑)。きっと締め切りに追われているという緊張感から、なんとか体がもったのだと思います。


昨日は久しぶりに夜中3時間まで仕事しました。とても細かい作業で、途中で気持ち悪くなったのですが、それも乗り切ってしまいました。締め切りがあるって、人間のパワーを全開にしてしまうんですね。つくづく会社という組織の偉大さを感じました。やはり仕事をする環境が整っていますもんね。



さて話は変わりますが、今週は山関連の講演に2つ参加してきました。1つはアドベンチャーガイズ主催のエベレスト登頂報告会、もう1つは都岳連主催の山森欣一さんによるヒマラヤの講演です。



どちらも同じヒマラヤを舞台にしていますが、山森さんの言葉を借りるなら、公募登山隊のエベレスト登頂はゲームです。山森さんはヒマラヤ登山とは冒険であるとの観点から、これからの若い世代がどうヒマラヤ登山をするべきかを語っていました。


両方参加しているような人間は私くらいなので、この両者の違いを理解できる数少ない登山者であると思います。エベレストに登りたいという夢を実現させることを仕事にしている近藤謙司さんも、ヒマラヤの生き字引である山森欣一さんの言い分も、どちらも分かります。


あとはひとりひとりの登山者が、どう自分の夢や冒険を実現させるのかどうかです。


実は私はアドベンチャーガイズのエベレスト公募登山隊のベースキャンプに参加しようかと思い、資料請求をしていたのでした。こうして登頂した方々の達成感にあふれる笑顔を見ると、さらにその欲求は強まります。



実際にアタックしたときの装備が展示されていました。



ちなみに今年から、エベレストに登頂するとメダルがもらえるそうです!


このメダルを見たときに、マラソンと同じだなと思いました。山森さんは今のヒマラヤ登山がスポーツになってしまっていると言っていましたが、まさにその通りです。



登山はあくまでも趣味なのだから、楽しく安全に登れればそれでいい、それがほとんどの登山者の考えだと思います。しかしその中からごく一部の人だけが登山家と呼ばれる特殊な人物になり得るのです。登山家とは、情熱をもって本当の意味の登山をする人だそうです。



今日のブログは長くなってしまったので、このあたりで…。


週末は今年初戦のロゲイニング大会に挑戦してきます!ちなみに去年は7位。さて今年はいかに…。大会終了後、軽ロゲの本拠地である軽井沢に滞在する予定ですので、しばらくブログはお休みします。


では、おやすみなさい。