カフェ「山小屋」今日の1冊②
カフェ「山小屋」の本棚から紹介する、今日の1冊はこれ。
1971年4月号の「山と溪谷」です
1971年4月は私が生まれた年。よくワインで生まれた年のビンテージものをプレゼントしたりとかありますが、私の場合はそれが「山と溪谷」。山溪は本当に私の憧れでしたから。
特集は「アルピニストへの道」。アルピニストという響き、ゾクゾクしますね。カッコイイです。
カラーページは巻頭のみで、あとはイラストがふんだんに使われています。それがかなり味があります。今よりも広告が多く入っていますが、広告も手作り感たっぷり。
山岳同志会によるグランドジョラス北壁厳冬期登攀という世界的な記録も掲載されていますが、全体的な内容としては意外と登山の初心者向けに作られている感があります。
40年前の雑誌なのに、中身は全然褪せていません。
今、多少なりとも雑誌に関わることを仕事としている自分にとって、まさにお手本となる1冊です。