派遣会社

おそらく普通の会社員であれば縁がないだろう「派遣会社」。


私は派遣会社に3社登録した経験があります。それぞれ特徴があり、ずいぶんと違うものだと実感したので、今日は派遣のお話を。


まず1社目の派遣会社はひどかった。初めて会った担当者はかなり上から目線の話し方。「こんなところで仕事するか!」と思い、それっきりです。この会社はあまり人の扱いが上手ではありませんでした。


次は選挙のアルバイトをするために、また別の派遣会社に登録しました。ここは千葉の田舎の会社なので、とにかく時給が安いものばかり。ほとんどが倉庫勤務です。しかも派遣社員は交通費が支払われないので、交通費を差し引くと1日フルに働いても5000円くらいの報酬です。悲し過ぎます、この現状。大手の社員には決して分からない現実を見ました。驚いたのが、1日に3回も派遣会社に電話すること。「家を出ました」「現場に着きました」「仕事が終了しました」の連絡をします。これを毎日。
ある日、どうしても人手が足りないから仕事してもらえないかと電話がかかってきました。仕事内容は精肉加工工場の作業。冷凍庫のなかで1日作業するという過酷なものです。あまり断れない性格の私でも、さすがに寒いのが極端に苦手なので辞退しました。


最近、新しい派遣会社に登録しました。ここは大手の会社の人事部門みたいなもので、そこで働くには派遣会社が面接、採用をするという仕組みのようです。こちらは大手だけあって、すばらしい会社でした。面接に行った私に、廊下を通り過ぎる社員がその都度、笑顔で「こんにちは」と言ってくれました。こんな会社初めてです。