富士登山その3(親子登山編)
富士登山ネタ、しつこくてスミマセン。
でも私の中にある、ほんの小さなジャーナリスト精神が、親子登山について書かなければならないと訴えているので。
最近は親子登山が盛んです。どの山に行っても、親子で登山を見かけます。親は私と同じ世代ですから、第二次ベビーブームで人口の多い世代。だから仕方がないと思います。私も子どもがいれば、親子登山に夢中かもしれません。
でも、親のエゴだけで、子どもを山に連れていくのは間違っていると思います。
特に富士山。本当に子どもが「富士山に登りたい!」と思っているのでしょうか。ちなみに私も姪っ子たちに、「もし山に登りたいと思ったらなら、いつでも連れて行ってあげる」と言っていますが、答えは「絶対にヤダ!」。
もっと大人になって、自分の意志で行きたいと思うまで、私は子どもを山に連れていこうとは思いません。
それだけ山の辛さや怖さを知っていますから。
ちょうど夏休み中ということもあって、これから富士山にお子さんと登る人、決して子どもだけ先に歩かせるようなことをしないで欲しいと思います。子どもが何人かいて、もし一人が歩けなくなったら、全員で下山してください。
山は逃げません。ダメならまた次に挑戦すればいいだけのことです。絶対に登頂することだけが登山ではないと思います。
山の天気は刻々と変わります。このように先が見えなくなることも。