カフェ「山小屋」今日の1冊


レバレッジ・リーディング」の著者、本田直之さんの「ノマドライフ」(朝日新聞出版)を読んでみました。


本田さんは今、東京とハワイの2箇所を拠点に仕事をされていて、どうすれば好きな場所に住んで自由に働けるかを指南しているのが本の内容です。


ノマドという言葉でまずピーンときたのが、アウトドア界では有名な四隅大輔さん。もともと大手企業に勤めていたのに会社辞めて、夫婦でニュージーランドに移住しちゃった人です。今ではニュージーランドのトレッキングコースを紹介したりしてメディアに執筆しています。


本を読んで分かったのですが、著者の本田さんと四隅さんは知り合いでした。ノマドライフを実践している人として四隅さんの名前が数回出てきます。


そもそも遊牧民を指すノマドという言葉、今では新しい生き方を意味して使われているそうです。


著者は「仕事のみならず生活全般において、時間や場所に縛られることなく、世界中どこでも収入を得られるビジネスを構築し、2ヶ所以上を移動しながら、快適な場所で生活と仕事をすること」をノマドライフと定義しています。


これはまさに私が漠然と抱いていた理想的な働き方。東京とハワイではなく、私の場合、千葉と群馬ですが(笑)。中途半端だなー。


しかし本田さんと私が決定的に違うのは、本田さんはちゃんと儲かるビジネスを構築してから拠点を増やしているということ。


ノマドというより、儲かるシステムが作れていれば、世界の好きな場所にいられるという当たり前の事実です。


自由な時間はあっても、それを持て余していて生産性が低い人を「放浪者」と本田さんは呼んでいます。私はまだこの段階ですね。


放浪者からノマドライフスタイルに変化するには、やはり「お金が儲かっている」という現実的な問題です。でもこれが一番難しい。こうしてまた、お金の問題で迷宮入りしてしまいそうです。