山小屋のジョーク?


富士宮ルートの山小屋で見つけた看板。たぶん山小屋のジョークでしょう。


この山小屋、2年前に泊まったところです。



そう言えば、今回の富士山ですが、高所順応はもう完璧な状態になっていました。山頂直下でも、まったく息が上がりませんでした。息の苦しさや頭痛などもまったくなし。



しかし高所順応は、賞味期限が短いということを知りました。つまり、高所順応トレーニングをしても、その効果は1ヶ月しかもたないそうです。



ということは、高所にアタックする1ヶ月前から開始しないと意味がないみたいです。



今回は高山病というよりは低体温症との戦いでした。ツアー参加者で私より細い女性は、ほぼ軽度の低体温症になっていたと思います。後から聞いた話だと夜ご飯を食べられなかった女性もいました。私も体の震えが止まりませんでしたが、低体温症にも多少慣れてしまっているので、ご飯をおかわりしてエネルギーを蓄えました…。



ツアー参加人数があまりにも多いと、夜ご飯を食べているのか食べていないのかも把握できません。翌日、夜中の2時から歩き出し山頂に着く前にある女性が「お腹がすいた」と言うので、聞いてみたら夜ご飯を食べていないとのこと。私の持っているエネルギー系ゼリーを強引に食べさせました。



それでも皆、一生に一度は富士山に登りたいという強い信念から、何とか登頂してしまいます。その意気込みには驚きました。私一人だったら、絶対に中止にしていた山行も、ツアーという登山形態のおかげで登頂してしまいました。何も事故が起こらなかったので結果オーライですが…。