久しぶりのサラダ記念日

昨日は毎日新聞社主催の「ホンヨモ!セッション」というイベントに行ってきました。


中・高校生を対象にした読書のつどいで、今回で第7回目。作家さんや女優さんをゲストに招き、中高生を中心に読書の楽しさを伝えるイベントです。


第7回目のゲストは現役大学1年生にしてエッセイストの華恵さん。場所は専修大学の大教室でした。参加者を見渡すと、中高生はほとんどおらず、大人ばかり。ちょっと主催者側の意図とは違う雰囲気でした。


コーディネーターの方と華恵さんの対談という形式で、会は進行していきました。


内容は読書好きな華恵さんが選んだおすすめの本の紹介で、その中の1冊に俵万智さんの「サラダ記念日」がありました。


「サラダ記念日」は私が大学生の頃、爆発的に売れた本で、私ももれなく愛読しました。この本をきっかけに短歌にはまっていった一人です。短歌の勉強も独学でやりました。しかし社会人になって短歌とは離れ、久しぶりに「サラダ記念日」を現役大学生の華恵さんの朗読で聞きました。懐かしい気持ちというか、文学好きな女性なら誰もが通る道なんだなと思いました。華恵さんはきっと、素敵な恋愛をしている最中なんだと思います。


短歌の主題は人生経験を経るとともに変わり、恋愛から老いや病、人生、別れ、介護などへと変化していきます。


さて、今の自分が短歌を詠むと、どんな主題になるのでしょうか。


今回の講演会は、そんなことを考えるきっかけになりました。