陽だまりの彼女


姪っ子が学校の図書室で借りた本、返すのは夏休み明けとのことで、借りて読んでみました。



陽だまりの彼女」という本で、映画化されるそうです。



中学の頃の初恋の相手に社会人になって再会し、めでたくゴールインという中年のおばさんにはちょっとくすぐったい内容ですが、おもしろいのは主人公の二人が中学時代を過ごした場所が近所であること。



私の自宅からそう遠くはない場所なのです。



駅でいうと一駅隣りですが、東武野田線というマイナーな路線が登場する小説はそうそうありません。



船橋〜新鎌ヶ谷の若い子は、ほぼ全員、この小説を読んでしまうのではないでしょうか。



2人が初めて夜を共に過ごすとき、実家に暮らす女の子は「野田線の終電に間に合わないから、友達の家に泊まる」と母親に電話する行があります。



これはもう、野田線あるあるです。



小説の中では何度も、千葉の僻地と表現されている点が、やや気になりますが。



ちなみに作者の生年月日を見たら、私と同い年でした。