「生む」と「編む」

私は今、自分自身で文章を作り出す仕事と、他人の書いた文章を編集して1冊の本に作り上げる仕事を同時にやっています。


この2つは似ているようで全然違います。執筆のほうは「生む」で、編集のほうは「編む」です。


私にとっては「生む」ほうが何倍もパワーが必要です。出産と子育てに例えるなら、子供を産むパワーと、産まれた子どもたちを育て上げるパワーのような違いです。


産むパワーは一瞬ごとの大きな力、育てるパワーは根気よさと周囲への気配りなど細やかな力でしょうか。


どちらもパワーが必要で、一見すると自室に閉じこもった自閉的な人間に見えますが、実は秘かにパワーを使う作業をしていて疲れています。


ただ何となく分かりづらい疲れなので、ちょっと具体的に文章にしてみました。