文章は人柄を表す

私が群馬県に所有しているマンションは温泉付きのリゾートマンションなのですが、ここ数年資産価値が下がり、購入して住居として住みつくリタイア組が増えてきました。


マンションの組合理事と居住者組がうまく折り合っていないという状況です。


私も今はリゾートとして利用していますが、先日、ちょっと不愉快なことがあったので、理事会に「ここはあくまでもリゾートマンションである」ことを主張した内容の手紙(メール)を書きました。


そうしたら今日、理事長から直々に私宛に電話がきました。電話では今のマンションの人間関係の複雑さと理事長の苦労を語られました。


マンションの理事会って大変だなぁと思いながら、一方的な話を聞いてあげていましたが、最後に「ぜひ田口さんも理事に立候補してください」と言われてしまいました。


まさかの展開です。


もちろん私の年齢では立候補したところで理事にはなれませんので心配にはおよびませんが、理事長の言葉でおもしろいなと感じたのは、私の手紙を読んで、「文章がしっかりしているので、こういう人に理事会に入ってもらいたいと思った」ということ。


手紙の内容はあくまでも文句(クレーム)なのですが、確かにいろいろな人がいて、その人たちの立場を考慮しながら書きました。文章って、そういうこともちゃんと伝わるんだなと思いました。


文章がしっかりしているとは、教科書のような上手な文章が書けるという意味ではなく、それに関わる多くの人たちの立場や状況まで理解しているという意味だと思います。