眠れぬ夜

いつもは12時には寝ている私ですが、昨日は落ち込むことがあって12時過ぎても起きていました。


というのは、ある編集者の方から私の写真が上手でないと言われてしまい、落ち込んでいたのでした。私はプロのカメラマンではないのだから、そんなに気にすることではないのかもしれませんが、文章が下手と言われるより写真が下手と言われるほうが断然傷つきます。


何がいけないのかはっきり聞けなかったので、気になって仕方ありません。ほかのライターさんが撮った写真と自分の写真を見比べ始めました。


一般に下手な写真というのは、ピンボケ(手ぶれ・被写体ぶれ)、露出オーバー・露出アンダー。私はピントはオートフォーカスで撮ってますが、それ以外はすべてその都度自分で選択しています。ISO感度シャッタースピード、絞り、色温度など。


もしかしてそれ以前の問題か?


構図、被写体の選び方がダメなのかもしれない。


それとも単純に天気の問題か?


などと考え始めたら眠れない。さすがに1時になったところでベッドに入りました。



すると、花火のような音が3回ほど聞こえました。しばらくして消防自動車のサイレンが響き出したので、「火事かな?」とベランダに出てみました。炎が意外と近くてビックリ。焦げくさい匂いもする‥。


万が一火が移ってきたら大変だと思い、寝ている母と犬を起こして玄関に飛び出しました。


そのとき私が手にしていたものは眼鏡だけ。やっぱり咄嗟のときには携帯も財布も持てないなと思いました。


私は炎とは逆の方向に逃げる準備をしていたのですが、母は火事を見に行くと言っていなくなってしまいました。


しばらくして火事はおさまったようですが、匂いがすごくなってきました。


そんなこんなで寝床につくも、今度は興奮して眠れない。


時間は3時になっていました。