7サミッツ登頂の山田淳さんと!


昨日は登山家、山田淳さんの講演会に行ってきました。


山田さんは23歳当時、7サミッツ最年少記録を樹立した登山家で、今はキナバル山やキリマンジャロ、富士山の登山ガイドとして活躍されています。

そんな山田さんの提唱は、「もっと海外の山に行こう」というちょっと変わったもの。海外登山は私たちの想像以上にインフラが進み、だいぶ登りやすくなっているそうです。

例えばキナバル山。山小屋にはシャワー、水洗トイレもあり、夜はバイキング料理で食べ放題。年末年始のキリマンジャロは日本人であふれていて、麓のレストランでは日本語も通じてしまうそう。

まあキナバル山の快適登山は想像に難くないですが、アコンカグアのベースキャンプにもシャワーや医療テントがあるという話には驚きました。


山田さんの話を聞きながら思ったのは、同じ登山をたしなむ者として、ずいぶん私とは違うところがあるなぁということ。

山田さんにとっての登山は、「世界で一番高い山(エベレスト)に登ることが最終到達点であって、登ってしまった時点で自分の登山は終わった」そうです。これに対して私の登山スタイルは「百歳まで登山を楽しみたいなぁ」という気の遠くなるもの。

また学生時代からの登山経験をビジネスにしている山田さんに対して、趣味と仕事は別というスタンスが私。

さらに「もっともっと登山人口を増やしたい」という山田さんですが、「環境保護のためには、そんなに登山者が増えないほうがいいのでは」というのが私の正直な意見です。



山田さんにはもっとじっくり登山についてのお話をお聞きしたかったのですが、時間の都合上、かなり早口な講演会になってしまい残念でした。でもまたどこかでお会いできると思いますので、その時に山田さんの本音を聞いてみたいです。